2010/09/18

健康診断書の数値の見方

一年に一回は、健康診断してますか?

医師に「再検査が必要です」と言われない限り、健康診断での各数値ってのは見たりする人はいないでしょう。というより、あんな数字見てもわからないですよね。

特に血液検査系の数値ってわからないものばかり・・・ということで、これも何かの機会だと思いちょいと調べて、自分用の備忘録に。

・血圧


血液が流れる勢いを数値化したもの。

血管の流れが悪くなると高くなる傾向。

正常値は、高130以下,低85以下程度



・赤血球数

赤血球にはヘモグロビン(血色素)と呼ばれる酸素を細胞に運ぶものが含まれている。つまり、この赤血球の数が多いか少ないかで病気の危険性を測る。

少ない→貧血

多い→赤血球多増症(血液の流れが悪くなる→血栓できやすい)

正常値は、

男性 440万~540万個/mm3

女性 380万~460万個/mm3



・血色素量(ヘモグロビン量)

上の赤血球数とともに、赤血球がもつヘモグロビンの総量も貧血などと関係する値として診断に用いる。

正常値

男性 14~17g/dl

女性 12~16g/dl



・ヘマトクリット

ヘマトクリットとは、血液中に占める赤血球の容積の割合。血色素量と同じような値。

正常値

男性 40~48%

女性 35~44%



・白血球

体に害を及ぼすウィルスなどの敵を撃退するための防衛機能。

ウィルスなどの敵が体内に入った場合に増えたりする。また、白血球には数種あり、敵の種類によって増える白血球も異なる。

こういった特徴から、病気の有無を検査する。

正常値

成人4千~8千個/mm3

血液像(白血球分画)

好中球   60 %

好酸球   1~2 %

好塩基球  0.5 %

単球     5 %



・血小板

血を止めやすくする機能。これが少ないと血が止まらない。

正常値

12万~38万個/mm3



・総コレステロール

けっこう気にしてる人が多いが実際何って人も多いかと・・・

イメージ的にはコレステロール=悪って感じだと思いますが、人間に必要な栄養素の一つのようです。高くても体に悪いし、逆に欠乏すると、ガンになりやすいのだとか。

総コレステロールだけの数値では判断できず、総コレステロールの内、善玉がどれくらいの割合かって方が重要のようです。



正常値

総コレステロール値 240mg/dl以上が治療域

LDL(悪玉)コレステロール値 140mg/dl以上が治療域

HDL(善玉)コレステロール値 40mg/dl未満が治療域



・中性脂肪

血中の脂肪分のこと。多い=ドロドロって感じでしょうかね。

この数値はとった食事に左右されるので、一回の検査ではあまり信憑性がないようです。ちゃんと見るには数回に分けて検査する必要があるようです。

正常値

50~140mg/dl



・GOT

グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼっていう長い名前がどれくらいあるかって値。肝細胞が壊れると血液中にあふれ出てくるので、この値が高いと肝機能がちょっと危険信号ということでしょう。これは低すぎても問題ないようです。

正常値

11~40



・GPT

グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼって名前の上のやつと同じような長い名前の酵素量。上と同じような感じでしょう。

正常値

5~45



・γ-GTP

アルコール常飲者はこの値が高くなるそうです。高いとアルコール性肝障害かも

正常値

男性 0~40mU/ml

女性 0~60mU/ml


年をとるごとにこういう話に興味を持ってしまいますね。