2010/08/28

マザーボードからの声

パソコンの電源入れてもOSが立ち上がらない・・・


なんか、ピーっとか、ピボッとか言うけどウンともスンとも・・・


そんな症状になった人いませんか?

パソコンは、Power On Self Test(POST)って言って、パソコンのシステムが立ち上がるまでに行う各種処理を行ってから、OSが立ち上がっていつもの画面まで起動します。

POSTはざっくりとは下のような感じ・・・だったかな。
  1. BIOS(青い画面のアレね)のプログラムコード自体はOKか?
  2. システムメモリは正常か?
  3. 繋がってるデバイス(ハードディスクとかCDドライブとか)は正常か?
  4. BIOS実行
  5. ブート可能なデバイスを選択してそれで起動開始
  6. OSがあれば、OS起動
これらのすべて処理が処理が成功すれば、めでたくいつもの画面が表示されますが、どこかのフェーズで失敗した場合、
(例えば、CPUが正常に機能していないとか、メモリにアクセスできなかったとか)
マザーボードに繋がっているスピーカーからビープ音(ピポッとかゆー単純な音)の組み合わせで
知らせてくれます。


その音の組み合わせは、使っているPCの環境(IBM とか Mac)によって違うのですが、それは調べればすぐわかります。(ビープ音 ○○回 とかで検索すれば一発)

パソコンの電源入れたけど、BIOS画面まで辿りつけないとか、OS起動まで辿りつけないよウワーンって方はそんな機能もあると知っておくと幸せになれますよ。

パソコン動かないって一口に言っても、状態は様々。サポートセンターに問い合わせるにも、このビープ音などを頼りにどの段階で失敗しているかわかると復帰までが断然早いですしね。


さて、なんでこんなこと書いたかというと、


まぁ・・・マザーさんの声の意味を知る必要があったからで・・・

事件は、自作PCの不調から始まりました。

その現象とは、長時間運用中に突如プツンと完全に落ちてしまう症状。

色々と原因を探っていたところ、CPU温度の監視により、どうやら熱暴走で落ちていると発覚。

CPUファンを取り外してみたところ、CPUの熱をCPUファンのヒートシンクに伝えるためのグリスがカッチカチのカッサカサ・・・(グリスって数年でそうなるらしいですね)

こりゃグリスが熱伝導の機能をまったく果たせてないなと思い、早速、クリーナーと新しいグリスを購入し、グリス塗り替え作業へ。

作業を終え、さて、これで完璧だと電源を入れたが、マザーさんからの声がうんともすんとも・・・

ハイ・・・逝ってしまいましたさ。

CPUの再設置の際にパチっとやっちまったのか、コアかけたのか、それともグリス塗りすぎで変なところ導通させちゃってショートさせたのか・・・

精密機械だってことすっかり忘れてました。

という負の記憶を、今後失敗を繰り返さないために記事にした次第です。